2013年3月4日月曜日

作品論ワークショップ(6): 『花供養』(1984年)

開催日:2013年3月4日18:00~
講師:鈴木国男(共立女子大学教授)
場所:早稲田大学
内容:『花供養』は、1984年に植田紳爾作・演出により、宝塚バウホールで上演、後に轟悠主演で日生劇場にて再演されました。
宝塚歌劇の中では、歌も踊りもない台詞劇であるという点で異色の作品です。
そればかりではなく、特に初演においては、出演者の全員が専科生という特色もあります。
江戸初期に帝位にあり、後に修学院離宮を造営するなど、抜きんでた才能に恵まれながら、幕府との軋轢に苦しんだ後水尾天皇が主人公で、
これを昨年亡くなった春日野八千代が演じています。
舞踊ではない春日野さんの主演作で、ほぼ全編が映像に残っている貴重なものです。
男役としての春日野八千代の本質をじっくりと味わいましょう。
参考:池田文庫ホームページ
(過去の展示会「宝塚歌劇の写真展」の光源氏は春日野八千代先生です)
http://www.ikedabunko.or.jp/event/past_list.html