2012年3月24日土曜日

発表:吸血鬼と異性装:スタジオライフ版『ドラキュラ』とミュージカル『ドラキュラ』

開催日:2012年3月24日16:00-18:00
発表者: 吉田季実子 (法政大学)
会場:共立女子大学
 内容:吸血鬼の登場する作品はさまざまにあるが、本発表ではその原点ともいえるブラム・ストーカーの『ドラキュラ』を取り上げ、劇団スタジオライフのストレートプレイである『ドラキュラ』と和央ようか主演のミュージカル『ドラキュラ』という2つの異性装上演に着目し、吸血鬼物語におけるセクシャリティとその表象に関して分析を行う。 宝塚歌劇の作品である『蒼いくちづけ』と『シルバーローズクロニクル』『薔薇の封印-バンパイアレクイエム』についても言及する。



<発表者略歴> 吉田季実子 法政大学、東京経済大学非常勤講師。専門はイギリス文学。 共著書に『今を生きるシェイクスピア』(研究社)、共訳書に『反逆者の群像 』( 青土社)。ミュージカル・蜘蛛女のキス劇評:蜘蛛女の操る幻想-『心配しないで。この夢は短いけれど、幸せの物語なのだから』で第15回シアターアーツ賞佳作入選。